大きな北国での小さな日常。

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まだ足りない。

今学期は暗記系が授業内容の大半を占める科目ばかりなので
ついボヤきがちになってしまうが(17日の日記参照)
「実習(Lab)」の授業は、ある意味肉体労働でもあるため
自分の目でその物質を作ったり確認できる分、とても面白い。

特に化学実習は毎回目新しいトピックが多く、過去にはアスピリン剤の生成や血液型判定テスト(本物ではなくて血液と同じ成分の液体を使用)さらにはビニール袋に入った「プラスチックコップ・髪の毛・口唇跡・手書きメモ」から、指紋やインクの種類などを解析して犯人を割り出すという法医学(Forensic Chemistry)ごっこもやったことがある。

確かに実験は楽しいし好きだけど、同時に自分の英語力について
「まだまだだなぁ」と思わされることが多いのも、この実験のクラスだったりする。

去年、一番最初に受講した実験クラスでは使用する器具の名前がわからなかったから
文章のみの手順書を何度も読み込み、さらにイラストだけでその手順を書き込んだ。
そうすれば、実験中どの器具が必要なのか、またどの器具に薬品を入れるのかが一目でわかる。
おかげで今ではイラストがなくても、キャビネットから必要なものをすぐに出すことが出来るようになった。

しかし、いまだに苦労しているのが「形容詞」だ。

化学実習では、各実験で得たデータや計算をあらかじめ配布された規定用紙に清書して、翌週の実習開始までに提出する。が一連の流れなのだが、上級クラスでは規定用紙ではなく「フォーマルラボレポート(Formal Lab Report)」という、正式な実験報告書を提出しなければならない。

レポートには

・実験名(Title)
・実験の趣旨(Objective)
・実験の手順(Process)
・データ表(Data Table)
・観察または考察(Observation)
・結果分析(Discussion)
・まとめ(Conclusion)

全て記載の上、タイプして作成。

今学期の化学実習の報告は、全てこのスタイルでの提出が義務付けられている。
で、一番苦労するのが下から3番目の「観察または考察」の部分。
要は、実験で得た物質の形状を説明するパートなんだけど
これがなかなか難しい。

例えばAという薬品を透明なBという液体に入れたところ、Bは「赤色」になったとする。
しかし赤にも色々あって、緋色に近い赤もあればピンクに近い赤もあるし、透き通るような赤もあれば濃厚な赤もある。

「赤なら赤でいいやんか」と思う人もいるだろう。
実際、私もそう思っていた。
だけど、同じ条件、同じ材料を使っていても、全員が全員100%同じ結果になることはない。
たとえ「0.1mg」の違いでも、結果によっては大きな違いになる。
それが実験実習の面白さであり、意義でもあると思う。
だから「自分が作った自分のデータ」として、詳細をキチンと説明しなければならない。

しかし、そんな微妙な違いを表現する「形容詞」が、今の私にはまだまだ足りない。
だからクラスメートのカナダ人に「これ、なんて表現する?」と聞く。
みんな親切だからちゃんと答えてくれるけど、その答の単語のほとんどは初めて聞く形容詞ばかりだ。

本来、言葉というのは
「抽象的な感情を具体的に表現するための記号」だと思っている。
どんなに言葉を駆使しても、その感情を完全に表現することは難しい。
まさしく「言葉はいつも思いに足りない」のだ。

だが、持っている語彙が多ければ多いほど、感情と思いの誤差が限りなく小さくなる。
故に「ボキャブラリーは多い方がいい」が、私の持論であり
それは何語であろうが関係ない。

しかし足りない。とにかく足りない。
たかが実習で使うだけなのに、知らない言葉が多すぎる。
それも物事を「形容する」言葉が少ないだなんて、まだまだ私の英語は
「薄っぺらい」ってことだな。
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コメント
うわ!
実験の「赤色」の微妙な違いを表現って大変だろうなあ。
『初めて聞く形容詞ばかり』ぎゃあ!
『言葉はいつも思いに足りない』
これは実感します。
この歳までずっと使って来た日本語ですら、自分の想いをちゃんと伝えようとした時、中々しっくりこないですもん。
難しいよねえ、言葉って♪
2006/01/20(金) 14:41 | URL | ジョナ #GMLiBkns[ 編集]
>ジョナさま

場合によっては、言葉にすると却って自分の想いが制限されてしまう気持ちになることってないですか?
「言いたいことはこういう表現じゃないのよ」と、ジリジリしてしまうというか。
でも、中には単純明快な言葉だけで物事の本質をズバリと言い当てる人もいるし。
う~ん、確かに言葉は難しいです。

ま、知らない形容詞に関しては、ひとえに私の勉強不足が大半の理由ですけどね(苦笑)
2006/01/20(金) 15:18 | URL | やまざき #-[ 編集]
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