大きな北国での小さな日常。

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くまなく一挙一動

今日は久々に実験手術アシストを。
今回(と来週)の担当は、私が一番頼りにしているポスドク兄さんなので
余計なストレスは全く感じる事なく、いつもの通り全ての作業が
阿吽の呼吸でうまく進みました

。。。。と、言いたいところだが。

ポスドク兄さん、朝から非常に調子が悪いらしく、いつもなら段取りよく
かつ手際よい腕を持っている人なのに、なかなかスムーズに進まない。
おまけに途中からガタガタと震え出したと思いきや、額には大粒の汗がいくつか。

あら!
これはとってもヤバい状態ではないですか!(焦)

彼の研究は、複数箇所に多電極記録デバイスを埋め込まないといけないため
実験手術の中でも難易度が高い部類に入る。それに加えて、刺激電極用のワイヤーに
デバイスを固定させるためのネジを数カ所、そして筋電図(Electromyography/EMG)を
計測するためのワイヤー。
空きスペースがほとんどないほどのパーツが、ラットちゃんの頭蓋骨に組み込まれる。

この手術。
不意の出血などの問題がなくて、約4時間かかる。
しかし今日は朝8時開始で終了したのが午後1時過ぎ。5時間ストレート。
よほど頭が熱でぼーっとしてたのか、縫合の手順をど忘れしてしまったため
最後の仕上げは私がする羽目になったほど。これは本当に珍しい。

ちなみにこの兄さんは、アメリカ人なのに(という言い方は偏見か 笑)
とても几帳面な人で、事前準備がいつも完璧。
準備だけは丁寧だけど、実際の技術力は今ひとつな人が多い中(さりげに内情暴露)
実力も知識もあって尚かつ事前準備も怠らない彼は、ラボの中でも有能ポスドクの1人。
おまけに飄々としながらユーモアもある人で、つくづく「くーっ、嫁が羨ましい!」である(彼は既婚者)
あと手術が終わったその手で、使った器具をシンクまで持っていって洗ってくれるのはこの人だけ。
結局、今日も私が縫合してる間に器具を片付けてくれていた。熱あって大変なのに。。。。

実験手術助手という仕事は本当に特殊で、どのラボに在籍してるとは限らない。
むしろ助手なしで手術することが殆ど。だから私はある意味、特殊すぎる技能を
今のラボで鍛えられたことになる。麻酔調整もしなきゃいけないしね。
同時にラボメンバーとがっつり向き合うことにもなるため、その人なりを一番見てる立場でもある。
いや、見せつけられると言った方がいいかも。
その人の本性って、こういうところからも垣間見えるんだと感じるひと時でもあったり。
逆に言えば、相手にも私の本性を見られてるとも言える訳だけども。

とにかく、今日のラットちゃんは5時間もよく頑張ってくれた。明日の午後には完全回復してると思う。
そしてポスドク兄さんは明日、ちゃんと出勤するのだろうか。
そっちの方がちょいと心配。


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