大きな北国での小さな日常。

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白い月の真ん中の黒い陰

こちらは今日がイースターよる4日連休の最終日。
主に荷造り、不要家具を売るためにオンライン掲示板への投稿
日本の不動産業者への問い合わせなど。
物は確実に減ってるはずなのだけど、部屋が段ボールやらスーツケースやらに占領。
いわゆるカオス化し始めたため、雑然としてしまっている。
あと数週間はこの状態だなー。
おまけに今度の週末は日帰りで州の中心市で買い物(日本用の靴と服がない。。。)
さらに来月頭はまた旅へ出ることになりそうなので(これで最後だってばぁ。。。)
今月中には8〜9割方荷造り完了してしまう予定。ん、頑張る。

このブログを昔から読んで下さってる方、もしくはTwitterをご覧の方なら
薄々ご存知だと思うが、現在の私の生業はラボテクニシャンと呼ばれる研究スタッフである。
昔の言葉でいう「技官」要は研究業界の職人と思って下さればよいかと。
その研究職人になる以前、つまり日本にいた頃は某企業で営業事務を担当していた。
実はその頃、一度だけお見合いをしたことがあって、それも相手が研究職だったことを
荷造りしてる時に突如思い出したので、本日はその話をば。

その話を紹介してくれた人というのは、以前母親とスイス旅行のツアーに参加した際の
同じグループだったご夫婦連れの奥様の方。
確かに旅行中、特に母親が気が合ったようで旅の後半はよく一緒に行動してたけど
その時の私の態度が「なんて品の良さげなお嬢さん」(そこ、笑うな)だったとかで
近所の、昔から知ってる坊ちゃんのお相手にと私に白羽の矢が立ってしまった。
もちろん、母親は大喜び。さらに釣書に書かれた経歴は、関西の高級住宅地に実家を持つ
ぼんぼん中学・高校から国立大→現在米国大学勤務で、さらに母親のテンションMAX。

だが当の私は(ツアーで数日いただけで私のどこがわかったんだ?)と、猜疑心丸出し。
なぜか裏があるような気がして、散々イヤだとごねたものの結局当日を迎えることに。
ちなみにその前日、当時の同僚達との飲み会でいつも以上にしこたま飲んだため
その日は二日酔いで参加。つまりそのくらいイヤだったのだわ。
いつもなら最後には諦めるのだけど、なぜか悪い予感が日に日に高まったという。

そしてその予感的中。

待ち合わせの某ホテルロビーで「はじめまして」とご挨拶した相手のネクタイはだらしなく緩んでた。
はい、のっけからワンアウト。
そして喫茶ルームへ移動し、先方はアイスコーヒーをオーダー。それはいい。別にいい。
しかし注いだ後のピッチャーによぼったミルクを拭かずにそのままテーブルへ。
はい、ツーアウト。
(この男、だらしねー)と内心毒づいてたが、先方にしてみれば二日酔いの女に
そんなことを思われるのは心外だったろう。

それでも「品の良さげなお嬢さん」を演じるべく(だから笑うな)何かと話題を振ったものの
とにかく話が弾まない。
それは相手が無口だからではなく、自分中心の話しかしないため話題が膨らまないのだ。
会話の内容はほぼ忘れたけれど、唯一覚えてるのが

私「頂いた釣書には、中学時代にバレーボールの経験がおありとありましたが
  どうして高校でも続けられなかったのですか?」
男「もうバレーの全てはわかったんで、これ以上続ける意味はないなと思いまして」

あの時、咄嗟に舌打ちしなかった自分を褒めてやりたい。
とにかく一事が万事こんな具合。
おかげでこちらの二日酔いが醒めるのも早かったけど。。。。怒りとむかつきで。

相手は米国の大学(どこだったかは失念)で化学系の研究をしてると言ってたから
当時ポスドクとして働いてたのだろう。そしてもう一つ覚えている相手の言動が

男「ボクの研究内容を盗まれるのがイヤなので、上司にも報告してないんです」

その時は(へぇ、そんなもんなのか)と思ってたが、今なら言える。

そんなの、絶対にありえねぇ 品の良さげなお嬢さんです。

上司にも報告してない研究の論文のラストオーサー(Last Author)は誰でしょう?
ご自身でラボをお持ちなんでしょうか?
研究費(Grant)申請にはプロポーサル(Research Proposal)と呼ばれる
自分の研究戦略を書かないとダメなんですが、そのサインは誰がなさるんでしょうか?

てか、なんだその自意識過剰な根性は?品の(以下略)

今にして思えば、彼は研究者としてはあまり能力の高いタイプではなかったんだろう。
口だけは達者なプライドの高い奴。ずばりラボ内でも嫌われ者だったと思われ。
こんな使えない奴とは仕事したくないね、あたしゃ。
さて、今は何してんのかなー?相手の顔もすっかり忘れたけれど、美形じゃないことは確か。

お見合いは2時間程で終了。最後は「じゃ、お元気で!」と別れ
(あんなのが娘の見合い相手だなんて。。。)と、傷心の母親からも離れて
1人、餃子の○将で餃子とビール飲んで帰ったという思い出←当時の私は基本的に酒浸り。
勿論、帰宅後紹介してくれたご夫人には速攻お断りの旨連絡した。

それから(研究職なんて変なのばっかり!)と思っていた筈が
立場は違えど、そんな変人だらけの業界の末席を汚すことになって早数年である。
さらに最近では、某騒動でまたまた研究職のイメージが怪しくなってるけれど
思慮深い人格者も多いし、私と仲良くしてもらってるポスドク達は素敵な人達ばかりだ。

新天地でもそういう人達と一緒に、最近忘れがちだった「明日へ繋がるサイエンス」への探求を
再開したいと思う。今からとても楽しみだ。

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