大きな北国での小さな日常。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ある留学生のお話。

留学生を対象とした英語の先生であるママさんには
当然のことならが教え子が多い。私もその一人。
でも今日はさらにその中の一人のお話。

その人はペルーから来た。名前をCさんとする。
彼は私と同様、社会人経験を経てカナダにきた。
ペルーでの職業はお医者さんで、カナダで医師として働くためにやってきた。
しかし彼の英語力は、ママさん曰く「ほとんどゼロ」だったそうで
もちろん、ESLクラスでも一番下からのスタートとなった。

だけどこのCさん。
さすがラテンの国からやってきただけあって、とても明るく
あっという間にESLクラスでは知らない人はいない。というくらい人気者になった。
同時に、これまたあっという間にカナダ人女性と恋に落ち
あっという間に2人は結婚してしまった。

同じクラスになったことがないにも関わらず
私もいつの間にか、Cさんのことを知っていた。
そしていつの間にか、すれ違えばちょくちょく話すようになった。

今でもそうだけど、会う度のCさんはいつもニコニコしている。
「何か楽しいことがあったの?」と聞きたくなるくらい、いつも笑顔が全開。
不機嫌な表情なんて見た事がない。
またギターも上手くて、歌も上手い。
どこからともなく音楽が聴こえてくれば、真っ先に踊り出すのはいつもCさん。

そうこうしているうちに月日は経ち、Cさんは無事にESLを卒業。
そしてカナダで医師として働くべく、医師免許試験を受けた。

しかし、結果は不合格。
それも合格点に1点だけ足りなったという。

失意のCさんは、母国のお母さんに結果を報告した。
でもCさんのお母さんは、彼の不合格について声を弾ませこう言った。

英語も全然話せなかったあなたが、異国の医師試験を外国語で受けて
あと1点というところまで近づいただなんて。
私はとても誇らしいよ。


その母の言葉を胸に、かどうかは定かではないけど
Cさんはまた1年間頑張った。
そして先週

見事、合格。

自分の名前をネット上で見つけた時、奥さんは悲鳴を上げ
Cさんは男泣きに泣きまくり。
あまりの騒動に、緊急事態発生と勘違いした大家さんが駆けつけたという。

当然のことながら、Cさんは母国のお母さんにも電話した。

お母さん、電話口で絶叫。
こちらも、緊急事態発生と勘違いしたご近所さんが駆けつけたという
(血は争えませんね)。

小さい頃に、お医者さんのドキュメンタリーを観て
「ボクもこんな素晴らしい仕事がしたい!」と思ったのが
そもそもCさんがお医者さんを目指すきっかけだったとか。

ママさんを始め、Cさんを知る人みんながみんな
「彼はいいお医者さんになるよ」と言っているし
もちろん、私もそう信じている。
だってCさん、本当に「人間が大好き!」という人だもん。

Cさん、本当におめでとう!

さ、私も頑張らなくちゃ♪
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

やまざき

Author:やまざき
萌えに意味なんてなくてOK

カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
最近の記事
最近のコメント
Mail Form

名前:
メール:
本文:

リンク
月別アーカイブ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。